ALB + EC2 Auto Scaling 環境において、中断されたプロセスで "Health Check" を設定後、バックエンドインスタンスを停止した際の ALB ターゲットグループ Healthy/UnHealthy HostCount メトリクスがどの様になるか確認してみた

はじめに

テクニカルサポートの 片方 です。
ALB + EC2 Auto Scaling 環境において、中断されたプロセス で "Health Check" を設定後、バックエンドインスタンスを停止した際の ALB ターゲットグループ Healthy/UnHealthy HostCount メトリクス がどの様になるか確認してみました。

先に結論から

UnHealthyHostCount は増加されず、HealthyHostCount のみが減少します。

確認してみた

ALB + EC2 Auto Scaling 環境を作成します。
その後、"中断されたプロセス" と "Elastic Load Balancing のヘルスチェック" を設定します。

準備ができたので、対象 EC2 Auto Scaling グループに所属する EC2 インスタンスを停止します。

では、ALB 側を見ていきます。対象 EC2 インスタンスが Target is in the stopped state になっていることを確認できました。

異常なターゲットマップにおいて、特別何か発生していることはございません。

では、対象ターゲットグループの CloudWatch メトリクスを確認します。
UnHealthyHostCount は増加されず、HealthyHostCount のみが減少してました。また、ヘルスステータスは "Unused" でした。

まとめ

中断されたプロセスで "Health Check" を設定しているので、UnHealthyHostCount が増加しないことは想定通りでした。
もし、HealthyHostCount を基に CloudWatch アラームを設定している場合には注意してください。
本ブログが誰かの参考になれば幸いです。

参考資料

• Amazon EC2 Auto Scaling プロセスの一時停止と再開 - Amazon EC2 Auto Scaling
• Application Load Balancer のCloudWatch メトリクス - Elastic Load Balancing
• Health checks for Application Load Balancer target groups - Elastic Load Balancing
• Auto Scaling グループインスタンスを再起動する | AWS re:Post

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。